Member

Architect & Representative

渡邉 昌平　Shohei Watanabe　

　あらゆる技術や媒体の発達とともに、私たちは多くの選択肢を得ることになりました。遠い場所で知らない誰かによって行われたことが自分たちの生活を構成し、同じく自分たちの行為のひとつひとつが彼らの生活を支えています。しかし構造が複雑なためか、その恩恵を感じることや自分の行っていることがどのような影響を及ぼしてるのかを理解しがたい環境になっているように思えます。

　自分の行為が誰かの大切な何かを壊しているのかもしれません。

　そこで私たちは誰かに管理された状態ではなく、自らが自発的に普段触れ合わない人々の輪に飛び込むことを選びました。食卓を囲んだり、話し合うことで、彼らの持つ習慣を知り、ルールを把握しながら自分たちと共存してもらうための方法を探っていきたいと思います。

　そして互いのフィールドを分け合い、協力しあうことで そして互いに持っているものを分け合いながら、より広く自由な活動ができる環境をつくれたらと思います。

Along with the continuous development of technology and the media, the connection between each individual is increasingly happening quickly. Only a small act of someone, somewhere can affect the life of each of us, and vice versa. To generalize that term seems to be impossible because of its complex structure, as well as the interaction between each object in this relationship.

To think, our actions may be breaking something important to someone else.

Therefore, we made a choice to leap out, spontaneously and not under someone else’s control, to meet with people who we would not have met in our usual surrounding. Through surrounding a table and chatting, recognizing their customs and rules - I hope to find a way to live together.

Then, sharing each other’s wisdom, we hope to build a new and freer platform for our activities.

Artist & Assistant representative

戸田 尚克　Sanekatsu Toda

近頃、窓辺に座って人々の往来を眺めているだけで事が済むようになりました。

ある日、

窓辺の前を旅人が通りすがりました。

見慣れぬ容姿で、訳のわからない言葉をつぶやき、嗅いだこともない匂いを漂わせていました。どうやら、窓辺からは見えない遠いところからやってきたようです。

この人の窓辺を見たいと思いたち、出かけてみることにしました。

Nowadays, it is all that I sit by the window and watch the comings and goings of people.

One day,

a man went by the window.

With unusual looks, speaking an unknown tongue, and wearing perfume I have never smelt before.

It seemed he came from a place that could not be seen through this window.

Deciding I wanted to see from his window, I stepped out.

Artist & Treasurer

古谷 由布　Yubu Furutani 

　インターネットの上ではお金も手間もかけずに簡単に世界中にアクセスできるようになりました。動画をアップしたり、SNSで発言したり、支援者を募ってプロジェクトを始めることだってできます。デジタル化された信号を介して私たちは容易に知らない誰かとも繋がることができるようになったのです。

　そして近い将来、移動手段の発展とともに今以上に楽に私たちは出会えるようになるでしょう。

　繋がりやすくなった今。それでも、よく来たねともてなしあえる今。そんな時代だからこそできる、ワクワクと刺激が連鎖するコミュニティをつくりたいと考えます。

Artist

田坂 和実　Kazumi Tasaka

Contact 

E-mail : kiamokomaik@gmail.com